テルミン製作(回路の設計編) - JR6BIJ ですが、なにか?

テルミン製作(回路の設計編)

ハンダゴテ遊び No.2


テルミンの製作(回路の設計編)

■ 子供の夏休み工作に便乗 ■

メルマガで知ったテルミンは非常に興味をそそられるものの、製作例は意外に少なく、 国内の関連サイトもホンの少ししか見あたらない。しかし「原理さえわかればどうにかなるだろう」 と、子供に「夏休みの工作にテルミンを作らないか?」と持ちかけたのが事の始まりだ。
一つには、子供に半分作らせれば「失敗したときの言い訳づくり」という魂胆もあったりして・・・

■ 回路の設計 ■

製作参考資料(回路図、部品表、プリントパターン、その他)

まずは、回路の設計で資料集めだが、海外サイトで資料の充実したところを見つけ、それを 適度にアレンジした。
 発振はFETのハートレー発振回路、実験で後段のバッファーを入れずにやってみたが、 2周波が極近い部分で周波数の引き込みが発生し低音域が出にくくなったためTrのバッファーを 1段追加した。
発振周波数は、資料を基に700KHz辺りが良さそうと言うことでAMラジオ用の455KHzIFTコイルを 使用しコンデンサーだけ取り外した。製作例にはピッチコントロールのアンテナだけでボリューム コントロールのない物もあったが、せっかくなら「本格的に」とボリュームコントロール用の 回路も付けてみた。これが結構くせ者でまだ改良の余地が残されている。
ボリュームコントロール側の発振周波数は約1,360KHzでコイルにはAMラジオ用のOSCコイルを 用いてみた。発振周波数に対してL4でスロープ検波(?)をおこなっている。L4同調をわずかにずらして 周波数偏位を検出してQ7のベース電圧を制御、さらにQ6のゲートを制御することによって ボリュームコントロールをおこなっている。

実験ではQ5のエミッター電圧で制御してみたが バイアスが変わるため消音間際では、ひずみが極端に増えたのでやめた。
あとは、低周波増幅にLM386を使ってスピーカーを鳴らせるぐらいに増幅する。アンプを外付けするなら この部分は必要ないが、基板スペースが余ったのであえて入れてみた。


前のページへ   次のページへ

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://jr6bij.hiyoko3.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/44

コメントする

Powered by Movable Type 7.9.0

2023年1月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このアーカイブについて

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

一木 太陽を応援しています

<PR 広告>