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2005年05月02日
NASA World Wind
最近ちょっと「はまっている」ソフトがある。NASAが開発した「World Wind」という3D地球儀ソフトです。
さすが、NASAが開発しただけあって「すごい!」の一言。
例えば「カシミール3D」とかだと地図データから3D表示を擬似的にするわけですが、このソフトはランドサット衛星の撮影画像を表示する様になっていて、場所(アメリカの一部)によっては「USGS Arban area ortho」というモード(航空写真だそう)で解像度25cmというレベルの表示が出来る事に驚かされます。人が写っている事を確認できるレベルです。しかも単純なマウス操作だけで3D表示も簡単にこなしてしまいます。
世界中の色んなところを簡単に見て回れるので楽しくてしょうがありません。
いくつか表示サンプルを作ってみました。
ソフト自体はフリーなのですが、180MBを越える大きさですのでブロ−ドバンドでないとちょっとDLは大変かも知れません。また、PCのスペックもかなり要求される様でロースペックのPCではきついかも。ちなみにPentium3-1GH以上、メモリ256MB以上、ハードディスク2G以上が推奨スペックです。そして実際の衛生画像はNASAから逐次ダウンロードしてデータを表示するのでADSLなどの高速常時接続でないと動かない可能性もあります。
条件が整えば使い心地の良いソフトである事には違いありません。
以下、いくつかサンプル画像を用意しました。ご覧下さい(画像をクリックで拡大します)
阿蘇山から九重方面を3Dで表示してみました。 [NWWで見る] | |
上高地周辺の山々です。山は雪に覆われた部分とそうでない部分がはっきりと分かれていますが、たぶんデータごとの撮影時期が違っているためと思われます。 [NWWで見る] | |
富士山を真上から眺めた写真です。 [NWWで見る] | |
ロスアンゼルス近郊の街並みです。街は綺麗に区画されています。まるでCPUの顕微鏡写真でも見ているかのようです。高度約10000m(換算)の表示です。(USGS Arban area ortho表示) [NWWで見る] | |
上の写真をさらにシームレスに拡大していきます。最高の解像度(分解能25cm)で表示していました。画像自体はまだ拡大できますが、解像度はここまでです。JPGなので見づらいですが、車はもとより、広場で野球をしている人が見えますね。すごいです!(USGS Arban area ortho表示) [NWWで見る] | |
こんどは南米のナスカです。そう、あの巨大地上絵の・・・。最高解像度は「USGS Arban area ortho」データが無いので細かく分かりませんが、ランドサット衛星で発見されたという「巨大矢印」が確認できます。その長さは50Kmもあるとか・・。 その中枢部部分を拡大してみましたが、その他の鳥や虫などの絵はさすがにわかりませんねぇ。 [NWWで見る] | |
こんどはちょっと変わって「ナイアガラの滝」を斜めから眺めてみました。少々おかしいところもありますが、ちゃんと高度差データが生きているようです。通常の平面的表示からマウスをちょっと右ドラッグするだけで3Dになるというのもすごいです。 この画像はモノクロの「USGS Digital ortho」です。(最新のアップデートすれば「カラー」で見る事ができます) [NWWで見る] |
ちょっと前から2CHでも話題になってます。・・で色々なところの画像をアップした掲示板があるので興味ある方はそちらもチェックしてみて下さい。
NASA World Wind 専用画像Upload掲示板
投稿者 jr6bij : 2005年05月02日 23:20
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